のりくつ@JUGEM!いわゆるちょろい感想文

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メメント 15:11
メメント
メメント

―およそ10分間しか自分の記憶を保てなくなった男レナード(ガイ・ピアース)。彼は妻をレイプし殺害した犯人を捜し出すため、ポラロイド写真を撮り、メモを取り、大事なことは身体に入れ墨で書き記すなどして必死の行動を始める…―
Amazon様解説より



この映画は、主人公レナードにとっての10分間毎に、時間を遡って進行する。
つまり、
冒頭のシーンでレナードが仇のジョン・Gを殺す→その10分前、レナードがジョン・Gを追い詰めるまでを10分→更にその10分前、レナードがジョン・Gを・・・→更に更にその前の10分・・・


連続ドラマを最終回から逆順で見る、というのに近いか。


ちょっと神経つかうめんどくさそうな映画に見えるが、実際には、シークエンスの作り方、見る側を意識した時間軸の構成の仕方の素晴らしさもあって、時間軸が逆行してることを、さして意識せずにみれます。
見せられる順番がフツーと違うだけで、ハナシはきちんと前に向かって進む感じがちゃんとある。


ハナシの内容も、ある種の小説めいた技法が入り込み・・・
逆回しに見る側に提示される数々の伏線のピースが、ラスト近くであたえらる最後のパズルの解法をもとに、ラストでピースがカチッと組み上がる感じが・・・


っていうほどには、1回観ただけじゃ組みあがらなかったんだよなぁ。
大枠はわかるんだけど、細かい疑問点がそこかしらに・・・


だいたい、なんで服着替えたかったんだレナード?


DVD版にはリバースシークエンスモードという、逆回しになってるシークエンスを、正順に組みなおしたモードが入ってます。
ちょっとオトク。
いずれ買うからキミも買え。



蛇足:
ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン (12)
ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン (12)
荒木 飛呂彦
| 映画 | comments(0) | trackbacks(0) | posted by のりふ
|ω・`)ノ←どこかの空港を借り切って作ったんだと思ってた人 14:03
ターミナル DTSスペシャル・エディション
ターミナル DTSスペシャル・エディション


レンタルでの回転が良すぎて、なかなか見ることが出来なかった映画。
先日、ようやく空いてるの発見してみてました。

―東欧のクラコウジア(本作のために設定された架空の国)からニューヨークを訪れた旅行者ビクター(トム・ハンクス)が、母国の突然のクーデターにより“無国籍”状態になってしまう。アメリカへの入国許可が下りないまま、彼は空港のターミナルで9ヶ月間も過ごすことに―
Amazon様解説より


そりゃまぁ、よくまとまってるし、それぞれの場面で笑えたり泣けたり怒ったりできるようなハナシがたくさんはまっていて、よくできてる面白い映画だとは思うよ?思うけどさ。

主人公をアメリカへと突き動かしてた理由・・・
・・・
・・
( ゚Д゚)ハァ?

・・・そういやアメリカ人って、なんでかずっと待ってる話大好きだよね・・・

ってか、ひょっとしてJAZZ好きじゃないとわからない、独特のナニカがこの映画にあるのではなかろうか?←タブン、深読みしすぎてる悪い例

ある種の寓話として割り切ってしまえば、ハナシの面白さとテンポのよさ、くわえて最早トム・ハンクスの“芸”ともいえる稚気あふれるキャラクターづくりもあって、ヒジョーに楽しい。
キャサリン・ゼタ・ジョーンズもめんこいし。
スタンリー・トゥッチの憎々しさも名演。

でも、な〜んか全体通じて感じる、物語そのものの空気の希薄さにはげしく戸惑う。
気になったら眠れないタイプには、激しくオススメできない。
| 映画 | comments(1) | trackbacks(0) | posted by のりふ
一番怖いのは優香(の叫び) 16:51
輪廻 プレミアム・エディション
輪廻 プレミアム・エディション


ジャパンホラーっていうんですか?
どっからどう線を引いてそう定義するのかわからんので、その言葉そのものにはなんとも言えないのだけれど。


ただ、『リング』あたりを契機に、邦画の中でも対世界を意識できる強力なジャンル、として一般的に意識されるようになったようですね。


で、この『輪廻』ですが。

呪怨』で知られる清水崇監督作品。
―昭和45年。群馬のホテルで、11人が殺された。幼い少女まで犠牲となる凄惨な事件。動機は不明。犯人も謎の死を遂げる―。
35年後、現代。全国で行方不明者が続発、不明者の共通点は、年齢が35歳以下ということだけ。姿を消した人々は35年前の被害者の生まれ変わりだというのか?そして姿を消した人々が、あのホテルに導かれる。
過去の事件は終わってないのか?衝撃のクライマックスが、待っている!!!

Amazon様より抜粋



脚本もまとまっていて悪くないし、映画そのものとしてのクォリティは高いと思う。
役者陣も派手すぎず、それなりにツボを押さえていていい感じ。
主人公の優香なんて、こんなこともできる人だったんだ、って見直しちゃうくらい。(優香の叫び声スゴスギ)
DVDだけでしか感じられないのかもしれないが、音響効果がやたらいい味だしてて、その所為で驚かされた場面が数ヶ所。
画面のつくりもまとまっていて見やすく・・・


でも。
なんか凝縮されすぎちゃってる?


なんかもう、最初っから最後まで力の入れ方が一定というか。
顕著なのが主役の優香で、最初20分くらいはニコニコ笑ってるシーンもあるのだけれど、あとはもうずーっと青い顔しっぱなし。
ホラー的な演出、という部分でも、観客に、
くるぞくるぞ・・・・
と思わせておいて、


ほぼ全部でおどかしにくるとは


どうなんだオイ・・・


正直、とうとう怖いとは感じられず。
ただ、随所に謎を残したままになっているので、続編もありかな?とは思う。もとのハナシとか設定自体は面白いんで、続編作ったらおもろいかなーとは思う。


個人的には、その場合は別の監督を希望しますがね。
| 映画 | comments(1) | trackbacks(0) | posted by のりふ
11:29
噂

フリートウッド・マック


なにせヒット曲が多いので、1曲単位では聴いたことがあっても、なんとなくまとめて聴く機会がなかったフリートウッド・マック。


この度めでたく中古屋で1000円で見つけて即購入。


1977年にリリースされ、1000万枚以上のセールスを記録したお化けアルバム。
個人的には『Dreams』が入ってるという、もうそれだけでおなかいっぱいなんですがね。

とりあえず、『Dreams』の他にも『Gold Dust Woman』のなんとも言えない暗さがなんか好き。
同世代にABBAがいたせいか、どうにもあのへんの音を連想してしまい勝ちで、いまいち古臭い・・・と思って聴いてる癖に、気が付くと何度も聴いてしまっている不思議。


なんかね、違うのよ。


興味湧いてきたんで、もう1,2枚聴いてみるべか、と思って調べてみたら、バンドから離脱していたリンジーとスティービー・ニックスが、2003年に再加入してアルバムをリリースしていてちょっとびっくり。


で。
調べてみればみるほど、常に何かしらのトラブル、不幸、(メンバー同士の愛憎・ギタリスト達の悲劇・挙句にコピーバンド騒ぎってナニ?)そういったものを抱えつづけているバンド。
ギタリストを生贄に捧げて音楽性を変えるバンド
という、身も蓋も無いレヴューを昔読んだ記憶があるのだが、そう言いたくなるのもわからんでもない。


とりあえず、Youtubeでも回ってみるか・・・
| 音楽 | comments(1) | trackbacks(0) | posted by のりふ
発刊から2ヶ月 16:42
εに誓って
εに誓って
森 博嗣


たのしみにしてた割に、1週間くらい前から読み出して一昨日読み終わる。

で。
公式見に行ったら、もう『λに歯がない』が書きあがってるんだそうで。
9月発刊か・・・相変わらずの量産っぷりだねぇ・・・

今回の事件も、1個の事件の体裁をとりつつ、Gシリーズ(GreekのG?)の核となる何かの外縁を、


なぞっているんだろうな(´ω`)、という展開。


ちょっと展開がタルくなってきましたよ?

実際、前作τになるまで待ってと同じく、今回も作品中の時間は1日しか経過しない展開。それでいて、直接事件にからまない独白がやたら多い。

ページ稼ぎに見えなくも無いが、この作者のシリーズの、シリーズ上でのこういう展開にもいいかげん慣れてきてるので、そろそろシリーズ全体の主題に入りつつあるんだろうな、というのがなんとなく。

ってかもう、ちょっと入って来ただけの読者には、
ナニ???
って言われてもしょうがないんじゃないかな・・・なんともはや、もったいない。

森博嗣氏のこのシリーズって、一冊で一つの映画、というよりは、非常に長いTVドラマシリーズとして楽しんだほうが面白いと思うんだけどね・・・にしても、展開がそろそろタルくなってきたのも事実。
なだけに、次回作にはちょっとヨケイに期待。



ちなみに、今回はラスト1行ウケタ。これは読めん(笑
| 読了 | comments(1) | trackbacks(0) | posted by のりふ
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