のりくつ@JUGEM!いわゆるちょろい感想文

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姑獲鳥の夏で123分 17:15
姑獲鳥の夏 プレミアム・エディション
姑獲鳥の夏 プレミアム・エディション

・・・(´ω`)
もともとミステリとしてもナニなハナシなわけだし、ヤバイ気はしてたが。
俳優陣に関しても、色々と言いたい向きはあろうが、パッと見る分には間違いなく豪華な顔ぶれなのに。
こうも生かし方がナニな映画も珍しい。
どうなるか見ものだった、このミステリのタネの部分に関しては、それなりにいい見せ方だっただけに・・・(´ω`)

このblogを書くにあたって、色々調べて回るのをお約束にしてるんだけど、賛否両論あるとは思ったが、思ったより『賛』が多いのも理解できん。
期待してた榎津=阿部はもちろん、色々と言われてたわりに見た目いい感じだった木場修=宮迫とか、異様な雰囲気だしてた関口=永瀬とか・・・ポイントごとには確かにイカシテたんだけどねぇ。

んでも、2時間通すと目も当てられない。

なんかもう、どっちの料理ショーみたいな演出。どう考えたって素材で出した方が旨いだろうと。(´ω`)

オレが原作を好きすぎるのかなぁ。

中禅寺=堤の妙に早口な台詞聞いてると、根本的に原作をアレンジしきれない脚本が悪いんじゃねえのかって気もするし、どう考えたって尺が足りてないし、実相時テイストっていうにも中途半端にしか感じられないし・・・まだあるぞ、オイ。
映画のそれぞれの構成要素はいいのに、もったいないったら。

123分の「姑獲鳥の夏」PVっていうのがオレの感想。

本編は原作+脳内補完でどうぞ。
| 映画 | comments(1) | trackbacks(0) | posted by のりふ
ハリーポッターとアズカバンの囚人で142分 14:24
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人

面白かった。
これまでのシリーズ2作品と比べると、ややハナシにクセがあって、見る人によっては評価が分かれるところなのかもしれないが、充分楽しい映画だと思う。
シリーズ1作目から、その役柄と同時に見た目を含め成長していく俳優陣を見れる映画なんて、なかなか珍しくて楽しい。
オススメ!とは今更気恥ずかしくて言えないけれど、3作目まできて、安心して楽しめるシリーズになってます。

ところで。
このblog書くのに色々調べて回って初めて知ったんだが、実はあの映画は原作中のエピソードをだいぶ省いてつくられているらしい・・・
いままで原作読んだことなかったから、ほぼあの通りだと思ってたよ・・・┐(´ー`)┌
(↑うかつすぎ)
まぁ、そう言われてみれば、例えば今作の終盤近くの展開には、やや疑問符のつくところもあったわけで・・・そうか、実はもっと色々あってもいいわな・・・とかね。

違和感なくあの分厚い本を纏め上げて、それでいて安定した面白さを保っているあの脚本が、あの映画の本当のキモなのかもしれない、と思った次第。
・・・とりあえず原作にも興味出てきましたよ?
| 映画 | comments(2) | trackbacks(5) | posted by のりふ
海異記 11:56
日本怪奇小説傑作集1
日本怪奇小説傑作集1
紀田 順一郎, 東 雅夫


「・・・なんかこの本臭くない?」
創元の匂いじゃないの?」
「ああそうか、ゴメンゴメン(笑)」

これ買ったときにこんな会話してしまった(ヨロク

明治以降の日本の短篇怪奇小説を、全3巻で構成したアンソロジー。これはその第1巻。
まだ2本分しか読んでないんだが、ひさしぶりに読んだ泉鏡花があまりに良かったので、もう書いちゃう。

さすがに高野聖・草迷宮あたりは読んで面白い!と知ってはいたのだが。
独特のあの文体の敷居の高さに、つい敬遠気味に・・・

そのおかげ(?)か、たまに読むアンソロジーでこうした新鮮な衝撃が。
この『海異記』、鏡花の作品の中ではどちらかといえばマイナーな作品で、ちょっと検索をかけてみただけだが、どうも全集以外では収録されていない模様。

こういうのが出てくるのがアンソロジーの醍醐味。

ハナシは例によって鏡花独特の語り口で語られ・・・高野聖のような作品全体の構成の流麗さはないものの、ラスト近くの、ぞくり、ぞくりと来る感じは圧巻。
最近の怪奇モノに飽きが来てるような方に激しくオススメ。

・・・ちなみに、鏡花の作品のいくつかは、青空文庫の方ですでにテキスト化されているので、そちらから入る手も。
| 本のこと | comments(1) | trackbacks(0) | posted by のりふ
カードキャプターさくら 17:54
カードキャプターさくら (10)
カードキャプターさくら (10)

どういうわけかウチに全部あった。

・・・

日曜から昨日にかけて全部読んだ!
んでは、このブログになんか書く前に魔窟に下りてみたいと思います・・・

・・・(2ch CCさくら板)・・・(虹裏)・・・(´ω`)・・・

そもそも、CCさくら板自体まだあるのがちょっとビックリ。


90年代後半から05年にいたるまで、様々な事件が起るたび議論の対象になり、あるいはその渦中にあった作品。
当初はほんの変化球のつもりで「コイツ読んでブログに書いてみよう」と思ったんだが、どう書いても長くなりそうな罠

そりゃま、面白いか面白くないかでいったらそれなりに面白いさ。
CLAMPといえば、効率よく登場人物を配置することによって確信犯的に物語をつくるというイメージ(ヘンケンギミ)。
代表作といえる今作では、ペド・同性愛・近親相姦といったモチーフまで散見される。かといってそれを過度に使うことなく、物語としてキチンと収束させているし、それでいて、物語としては前向きでいいハナシ(異論はあろうが)。1996年〜2000年にこの作品が『なかよし』という雑誌に連載されていた、というのは実はすごいことだと思うのだが。
オタク市場のなかでもトビキリ濃い分野として存在しちゃってるのが世の皮肉というか・・・皮肉でもないか(´ω`)。
間違いなく歴史にのこっちゃった作品ではあるわな。
| 読了 | comments(1) | trackbacks(3) | posted by のりふ
τになるまで待って 17:53
τになるまで待って
森 博嗣

すべてがFになる』にはじまった森博嗣の講談社ノベルスシリーズ(そろそろ正式に名前ほしいね・・・)。第3シリーズの第3弾にあたる今作から、正式に『Gシリーズ』と銘うたれた模様。

G?

それはともかく。
前作『θは遊んでくれたよ』同様、というか『Vシリーズ』のときと同様に、まだまだ大きなストーリーのでだし部分が始まったばかりという印象。

とはいえ、3作目となると、さすがにこれまでと違う味が目立ってくる。

四季』と同じく、文章が1段組であること。(他は2段組)
Vシリーズ』のときとは違い、最初からこれまでのシリーズとの繋がりをつくっていること。
全体に仕掛けがさっぱり味。
今回なんか、仕掛けの謎を解いたら事件自体をポイ。

作者本人が自身のHPで“シンプルできめの細かい”“書かなくても良いこと極力書かない”と表明されてるが、ここまでやるか・・・(書けない)・・・なにかもう、目の前で竹を割られたような謎解きでしたよ?
とはいえ、「らしいな」と感じて、さほど違和感も感じなかった。
読み慣れたオレのせいのか、そう読ませた作者がすごいのか・・・
あっさり納得してしまった。
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

今回はとにかく、シリーズ全体に向けたハナシの流れが、これまでのシリーズより加速してるので、わりと納得して次の作品を待ててます。最終的な評価は最後の一冊が出たあとだと思うんだが・・・なにか、今回はシリーズが10冊ですみそうに無い気がしてるのはオレだけでしょうか?
| 読了 | comments(1) | trackbacks(0) | posted by のりふ
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